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フェローテク Research Memo(3):2022年3月期第2四半期は世界的な半導体需要増を背景に大幅増益

発行済 2022-01-18 16:13
更新済 2022-01-18 16:30
© Reuters.
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■フェローテックホールディングス (T:6890)の業績動向

1. 2022年3月期第2四半期の業績概要
(1) 損益状況
2022年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比43.8%増の59,826百万円、営業利益が同174.3%増の10,733百万円、経常利益が同342.3%増の12,493百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は17,268百万円(前年同期は70百万円の利益)となり、売上高及び営業利益はいずれも第2四半期としては過去最高となった。


新型コロナウイルス感染症の拡大によるテレワーク需要の高まりや5G関連の投資増大による世界的な半導体不足を背景に、半導体デバイスメーカー及び同製造装置メーカーからの需要が高まったことに加え、過去の大型設備投資により同社の生産能力もアップしたことで、売上高は前年同期比で大幅増となった。
事業別でも、半導体等装置関連、電子デバイスともに増収となった。
ほとんどの製品(サブセグメント)で増収となったが、特にシリコンパーツとパワー半導体基板の伸びが著しかった。


大幅増収に加え、ウエーハ事業を切り離したことにより全体の売上総利益率は37.2%(前年同期は33.9%)と改善し、売上総利益額は22,238百万円(前年同期比57.7%増)となった。
その一方で、販管費は11,505百万円(同13.0%増)にとどまったことから営業利益は大幅増益となった。
さらに営業外において、為替差益1,503百万円の計上(前年同期は1,187百万円の差損)があり、経常利益の伸びはさらに大きくなった。
特別損益では、韓国子会社FTAKの事業撤退損を特別損失として927百万円計上した一方で、ウエーハ事業子会社(持分法)の第三者割当増資(33億元)による持分変動利益9,327百万円を特別利益として計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益は大幅増益となった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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