[19日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループは19日、第2・四半期(10─12月期)の鉄鉱石生産量が前年同期比で5%増えたと発表した。西オーストラリア州のジンブルバー鉱山の生産が好調だったほか、昨年5月に鉄鉱石生産を開始したサウス・フランク鉱山の増産が寄与した。
一方、西オーストラリア州で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、同州の境界規制が2月5日に緩和される見通しとなっていることで、操業環境が短期的に一定の影響を受ける可能性があると警告した。
西オーストラリア州での鉄鉱石生産量は7390万トンと、前年同期の7040万トンを上回った。
同期の原料炭生産は7%減の800万トン。降雨の影響を受けた。新型コロナ流行に伴う労働力の制約もあることから、年間の生産量見通しを3900万─4400万トンから3800万─4100万トンに引き下げた。
銅の生産量については、チリのパンパ・ノルテにおける生産減見通しを反映し、年間予測レンジ(1590─1760キロトン)の下限に向けて推移しているという。
同社は20日に株主総会を開き、英国と豪州での重複上場を豪州に一本化する構造改革案を諮る予定。