[ロンドン 19日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)は19日、暗号資産やクラウドファンディングなどの高リスク投資の販売に関する規制案を発表した。投資リスクの警告を強化し、顧客を紹介した場合の特典などを禁止する。
2020年に新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以降、インターネット経由などで投資詐欺的が急増していることが背景。
規制の対象とするのは、ビットコインなどの暗号資産のほか、クラウドファンディング、個人に販売するミニボンド、流動性の低い投機的証券など。
英財務省は18日、暗号資産の「誤解を招く」広告を取り締まる方針を示しており、規制案はその土台となる。
FCAによると、暗号資産は「リストリクティッド・マスマーケット・インベストメント(RMMI)」に分類する計画。
RMMIの商品は、販促活動が認められるが、説明が明快で誤解を招かないといったFCAの規則を順守する必要がある。
また投資するにあたり、提供する投資商品への理解や経験などを質問するよう求めている。
FCAは夏に最終的な規則を発表する方針。