[21日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の諮問委員会は21日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、投与量を減らした接種を5歳以上11歳以下の子どもにまで拡大することを推奨すると発表した。
WHOの予防接種に関する戦略諮問委員会(SAGE)は19日、両社が共同開発したワクチンを評価する会合を開いており、その後この推奨が発表された。同ワクチンは現在、12歳以上への接種が推奨されている。
12歳以上に提供されているのは30マイクログラムだが、11歳以下に推奨される量は10マイクログラム。
SAGEのアレハンドロ・クラビオト委員長は「この年齢層(5─11歳)は、併存疾患のある子どもを除き、ワクチン接種の優先順位が最も低いグループに属している」と指摘した。
SAGEはまた、高齢者や医療従事者など優先順位の高いグループでは、新型コロナワクチンのブースター接種(追加接種)を初回接種の終了後4─6カ月後に受けることを推奨した。