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城南進研 Research Memo(6):自己資本比率は2023年3月期以降改善に向かう見通し

発行済 2022-01-31 15:26
更新済 2022-01-31 15:30
© Reuters.
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■城南進学研究社 (T:4720)の業績の動向

3. 財務状況
2022年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比42百万円増加の5,925百万円となった。
主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が282百万円増加した。
また、固定資産では有形固定資産が80百万円、のれんが48百万円、関係会社株式が33百万円それぞれ減少した。


負債合計は前期末比86百万円増加の3,134百万円となった。
契約負債が45百万円、リース債務が17百万円それぞれ減少した一方で、有利子負債が124百万円増加したことによる。
また、純資産合計は前期末比44百万円減少の2,791百万円となった。
配当金の支払額40百万円等により利益剰余金が46百万円減少した。


経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の48.2%から47.1%と若干低下し、有利子負債比率は同30.7%から35.7%に上昇した。
コロナ禍で先行きの不透明感が続くなか、手元キャッシュを厚めにしておく必要があると判断し、金融機関からの借入を積み増したことが要因だ。
同社は現在、事業構造改革の実行により固定費やその他資産の見直しを進めている状況にあり、2022年3月期末にはもう一段の資産のスリム化が進む可能性もあるが、2023年3月期以降は収益回復により財務体質も改善に向かうものと弊社では予想している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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