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日経平均は238円高でスタート、ソフトバンクGやホンダなどが上昇

発行済 2022-02-10 09:42
更新済 2022-02-10 09:45
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27818.10;+238.23TOPIX;1963.76;+11.54


[寄り付き概況]

 10日の日経平均は238.23円高の27818.10円と3日続伸して取引を開始した。
前日9日の米国株式市場は続伸。
ダウ平均は305.28ドル高の35768.06ドル、ナスダックは295.92ポイント高の14490.37で取引を終了した。
NY州が室内でのマスク着用義務化を撤廃、英国でもコロナ規制全廃を計画しているなど、世界経済の回復期待に寄り付き後、上昇。
また、アトランタ連銀のボスティック総裁がインフレが今後鈍化する見通しを示すなど、インフレを巡る楽観的な見方も支援し、終日堅調に推移した。
金利も低下したため、ハイテクも上昇した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなり、特に、ナスダック総合指数が2%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3%超と上昇率が大きく、東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手掛かり要因となった。
また、主要企業の四半期決算発表が終盤となっているが、好決算や好業績見通し銘柄への物色意欲が継続し、株価支援要因となった。


 一方、米金融政策を巡る不透明感や緊張が続くウクライナ情勢、国内での新型コロナ感染状況など懸念材料が継続し、また、今晩発表される1月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。


 なお、取引開始前に発表された1月の国内企業物価指数は、前年同月比8.6%上昇した。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は同8.2%上昇だった。
同じく、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1月30日-2月5日に国内株を2週連続で売り越した。
売越額は2344億円だった。
今日は株価指数オプション2月物の特別清算指数(SQ)算出日。
SQ値はQUICK試算で27835.60円だった。


 セクター別では、空運業、情報・通信業、化学、電気機器、倉庫運輸関連などが値上がり率上位、非鉄金属、電気・ガス業、銀行業、小売業が値下がりしている。


 東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG (T:9984)、ホンダ (T:7267)、スズキ (T:7269)、SUMCO (T:3436)、東エレク (T:8035)、レーザーテック (T:6920)、アドバンテスト (T:6857)、キーエンス (T:6861)、キヤノン (T:7751)、資生堂 (T:4911)、エムスリー (T:2413)、第一三共 (T:4568)、富士フイルム (T:4901)、シマノ (T:7309)、ネクソン (T:3659)などが上昇。
他方、トヨタ (T:7203)、デンソー (T:6902)、バンナムHD (T:7832)、7&iHD (T:3382)、JFE (T:5411)
などが下落している。


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