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8.5%値下がりしたフォレスト・オイル FST.N と5.0%下落したコムストック
・リソーシズ CRK.N は、S&P総合500種の中で下落率が最も大きな銘柄の一角を占
めた。ダウ構成銘柄のシェブロン CVX.N は0.5%安。
ファッションブランドのケイトスペード KATE.N は25.4%の急落。予想を上回る
四半期決算の売上高を材料に朝方は一時、7年ぶりの高値に上昇したが、通年の粗利益率
が悪化するとの見通しを示したことから下落に転じた。
エボラ出血熱の治療薬を開発しているテクミラ・ファーマシューティカルズの米国上
場株 TKMR.O は、このところ大きく値上がりしていたが、この日は21.8%下落。世界
保健機関(WHO)は西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱をめぐり、開発段階の治
療薬の使用を支持する見解を示した。
ロシア外務省は、ウクライナに派遣した人道支援部隊について、国境を越えた時点で
赤十字国際委員会の保護下に置かれるとの見解を示した。一方で米国は、イラクが新政権
の樹立に向けて動き出せば、「追加的な政治的、経済的、安全保障上のオプションを検討
する」と表明した。
ステュワート・キャピタル・アドバイザーズのマルコム・ポーレイ社長兼最高投資責
任者は「市場はまたも小休止状態となっている。決算発表シーズンが基本的に終了し、人
々は休暇に入っているなか、小さなニュースでも相場を動かすだろう」と指摘。不安定な
中東情勢と、ロシアがウクライナに人道支援部隊を派遣した動きを市場は把握しており、
懸念は長引くとの見方を示した。
BATSの取引所データによると、すべての米プラットフォームの出来高は約43億
株となり、5日平均の60億株を下回った。