[8日 ロイター] - 米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は8日、自身のツイートの一部について事前に弁護士の承認を得るよう義務付けた米証券取引委員会(SEC)との2018年の和解を破棄するよう連邦裁判事に求めた。
また、同氏が昨年11月に行ったテスラ株の一部売却に関するツイッター上での投票を巡り、SECが事前承認記録の提出を求める召喚状を出したことについても、召喚状を阻止するよう連邦裁判事に求めた。
同氏の弁護士は、SECの召喚状について「一線を越えたもので、ハラスメントに相当する」と主張。SECとの18年の和解についても、憲法で定められた言論の自由を侵害しており、「移り気で際限のない調査」を認めるべきではないと訴えた。
法律専門家は、SECには連邦裁判所が出した同意判決を執行する権限があり、マスク氏の主張が退けられる可能性があるとの見方を示している。