[東京 22日 ロイター] - 経済産業省は22日夜、東京電力・東北電力管内で発生が懸念されていた電力需給のひっ迫による停電の恐れはなくなったと発表した。企業などから節電の協力を得られ、今晩、電力不足の調整のための揚水式発電を継続できる見通しが立ったという。
ただ、引き続き「節電」は継続してほしいとしている。
東京電力・東北電力管内で発令した「需給ひっ迫警報」の扱いは検討中で、今晩中に決めたいとしている。
東京電力では、明日の需給見通しについては精査中だとしている。ただ、22日より需給は緩和されるものの、安定供給に最低限必要な予備率3%を下回る見通しにあるため、同省では、警報の解除は難しいとの見通しを示している。一方、東北電力については、あすの予備率が3%を上回るため、解除の方向にあるとした。