(表の「非公式」を外して再送しました) [ニューヨーク 1日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 16804.71(‐238.19) 前営業日終値 17042.90(‐28.32)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4422.09(‐71.30) 前営業日終値 4493.39(‐12.46)
S&P総合500種 .SPX 終値 1946.16(‐26.13) 前営業日終値 1972.29(‐5.51)
1日の米国株式市場は大幅続落。ダウ平均など主要株価指数が軒並み1%強値下がり した。米国内で初のエボラ出血熱感染者が確認されたことが嫌気された。ラッセル200 0指数 .TOY は終値ベースで直近の高値から10%下げ、調整局面を迎えた。
ダウ工業株30種 .DJI は238.19ドル(1.40%)安の1万6804.71 ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は71.30ポイント(1.59%)安の4422.0 9。 S&P総合500種 .SPX は26.13ポイント(1.32%)安の1946.16 。 米国で初めてエボラ出血熱感染が確認されたことを嫌い、航空など運輸株が売られた 。NYSE・ARCA航空株指数 .XAL は3.1%安と1月以来の大幅な下げを記録し、 ダウ運輸株指数 .DJT も2.5%安と2月以来の下げ幅となった。 個別銘柄では、サウスウエスト航空 LUV.N が3.6%、デルタ航空 DAL.N が3.5 %それぞれ下落。フォード・モーター F.N も1.35%下げた。 エボラ出血熱の治療薬を開発中の医薬品メーカーは急伸。テクミラ・ファーマシュー ティカルズ TKMR.O は18.2%急騰した。 米経済指標が強弱まちまちで、成長への道筋は平坦ではないと示したことも相場の重 しになった。9月ISM製造業景気指数が前月から低下して6月以来の低水準となった一 方で、9月ADP民間雇用者数は市場予想を小幅上回った。 この日は小型株を中心に幅広い銘柄が売られ、S&Pのセクター別指数は公益株を除 いて下落した。 ボルトン・グローバル・アセット・マネジメントのチーフ・テクニカル・ストラテジ スト、ブルース・ザロ氏は小型株が売り込まれたことについて、「小型株がけん引役の座 を降りたのは、流動性を失ったのが原因。大型株の流動性はかなり潤沢だ。市場のボラテ ィリティが高まると、機関投資家は大型株に目を移しがちだ」と指摘した。 CBOEボラティリティ指数 .VIX は2.5%上昇した。 ニューヨーク証券取引所は下げ2319銘柄に対して上げが760銘柄(比率は3. 05対1)、ナスダックは下げ2123に対して上げが597(3.56対1)。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高 は約80億株で、過去5営業日の平均である63億株を上回った。