[プラハ 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は30日の会見で、ウクライナ戦争が「劇的に」エスカレートしない限り、ECBが年末にかけて利上げを実施する可能性があると述べた。
ECBは、利上げの前提条件となる資産買い入れの終了を第3・四半期中に実現する可能性があると表明しているが、具体的な利上げの日程は示していない。タカ派のメンバーからは年内の利上げを主張する声が出ている。
同総裁は1年以内にマイナス金利から脱却したいとも発言。ECBの中銀預金金利は現在マイナス0.5%。