[12日 ロイター] - ドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)を率いるクラウス・ミュラー氏は12日、ロシアからの供給が現時点で停止したとしても、国内の備蓄により少なくとも晩夏まではガス供給の維持が可能との見方を示した。
独週刊紙ディー・ツァイトとのインタビューで、現在の備蓄量は3─4週間前よりもやや改善しており、ロシアからの供給が直ちに止まったとしても初秋まで持ちこたえることも可能と語った。
また、残虐行為が報告されれば、欧州連合(EU)に対しロシア産ガスの輸入を禁止するよう圧力が強まるとし、そうなればドイツはエネルギーの配給を余儀なくされると指摘。ドイツ国民の多くはこのようなシナリオが現実化するとは想定していないと述べた。