(内容を追加します) [ニューヨーク 22日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 16461.32(‐153.49) 前営業日終値 16614.81(+215.14)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4382.85(‐36.63) 前営業日終値 4419.48(+103.41)
S&P総合500種 .SPX 終値 1927.11(‐14.17) 前営業日終値 1941.28(+37.27)
22日の米国株式市場は反落。カナダの首都オタワで発生した銃乱 射事件が投資家の不安を誘ったことに加え、航空機のボーイング BA.N やバイオ医薬品のバイオジェン・アイデック BIIB.O が決算発表後に売 られたため、主要株価3指数は一時の値を消す展開となった。
ダウ工業株30種 .DJI は153.49ドル(0.92%)安の1 万6461.32ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は36.63ポイント(0.83%) 安の4382.85。 S&P総合500種 .SPX は14.17ポイント(0.73%)安 の1927.11。
バイオジェンは5.4%下げた。主力製品である多発性硬化症(M S)治療薬「テクフィデラ」の第3・四半期売上高がアナリスト予想に 届かなかったことが響いた。 ボーイングは4.5%安。第3・四半期利益は市場予想を上回った が、最新鋭中型旅客機「787ドリームライナー」のコストをめぐる懸 念が広がった。 インターネット検索のヤフー YHOO.O と半導体のブロードコム
朝方は好業績銘柄主導で堅調に推移。しかし、原油価格が在庫の大 幅増加を受けて下落し、エネルギー株が値下がりすると、主要株価指数 は軟化し始めた。 LPLファイナンシャルのチーフ経済・投資ストラテジスト、ジョ ン・カナリー氏は「オタワの銃乱射事件が株価の下げ足をやや速めたが 、株安の発端は原油価格の動きだと思う。市場参加者は世界経済の成長 について非常に懸念しているからだ」と述べた。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2138で上げ928 (比率は2.30対1)、ナスダックが下げ1988で上げ701だっ た。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合 計出来高は約70億株で、月初来平均の83億株を下回った。