[東京 27日 ロイター] - アドバンテストは27日、2023年3月期の連結業績(国際会計基準)について、売上高・利益とも3年連続で過去最高を見込むと発表した。部材不足が重しとなるが、半導体の旺盛な需要と高性能化を背景に、検査装置も強い引き合いが続くとみている。
吉田芳明社長は決算説明会で「部材調達は非常に厳しい状況が続いている。業績予想には部材不足、調達コストの上昇を一定程度織り込んでいるが、下期は改善を想定している」と語った。
売上高は前年同期比22.3%増の5100億円、営業利益は同30.7%増の1500億円、純利益は同28.9%増の1125億円を見込む。
営業利益の予想はIBESがまとめたアナリスト18人の予測平均値1457億円を上回った。
22年3月期の連結売上高は前年同期比33.3%増の4169憶円、営業利益は同62.2%増の1137億円だった。半導体の高性能化、微細化が進み、付加価値の高い検査装置の販売が増加した。