[6日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は小幅に下落。ロシア産原油の輸入禁止を含む欧州連合(EU)の追加制裁案を受けて供給逼迫への警戒が高まる一方、景気低迷で需要が落ち込むとの懸念が広がっている。
0015GMT(日本時間午前9時15分)時点で、北海ブレント先物は0.37ドル(0.3%)安の1バレル=110.53ドル。米WTI先物は0.33ドル(0.3%)安の107.93ドル。
イングランド銀行(英中央銀行)は5日、政策金利を2009年以来の水準に引き上げ、英経済はリセッション(景気後退)と10%を超えるインフレ率という二重苦に直面する可能性があると警告した。
供給サイドでは、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が5日、現行の緩やかな増産ペースを6月も維持することで合意した。