[9日 ロイター] - 米食肉加工最大手のタイソン・フーズが9日発表した第2・四半期(1─3月)決算は、食肉価格の高騰で売上高と利益が大きく伸びた。また、通年の売上高見通しを上方修正した。
売上高は前年同期の113億ドルから131億2000万ドルに増加し、予想の128億5000万ドルを上回った。調整後の1株利益は2.29ドルで、前年同期の1.34ドルと予想の1.91ドルを上回った。
人件費や飼料などのコスト上昇を相殺するために値上げを実施。ドニー・キング最高経営責任者(CEO)は、牛肉価格の上昇により一部の消費者はより安価な商品を購入するようになったが、食肉需要全体は堅調さが続いていると述べた。
タイソンの牛肉平均価格は、1─3月に前年比で23.8%上昇。鶏肉は14.4%、豚肉は10.8%上昇した。
通年の売上高は520億─540億ドルと見通し、従来予想の490億─510億ドルから上方修正。リフィニティブによると、アナリストの平均予想は517億9000万ドル。