[ロンドン 30日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)当局者は30日、通常は検出されない国で感染が報告されているサル痘について、「パンデミック(世界的大流行)」につながる公算は小さいという認識を示した。
5月に入り、欧州を中心に世界で300人超の感染または感染疑い例が確認されている。
WHOの天然痘対応部門の責任者、ロザムンド・ルイス氏は「現時点で、世界的なパンデミックについては懸念していない」と語った。
関係者によると、WHOはサル痘流行を潜在的な「PHEIC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)」として精査すべきか検討しているという。