40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

東芝社外取、ゼイジ氏の株主提案への賛成発信を問題視 「統治不全に」

発行済 2022-06-06 15:03
更新済 2022-06-06 16:29
© Reuters.  6月6日、東芝は、今月開催予定の定時株主総会の招集通知や2022年3月期の報告書を公表した。写真は都内で2017年2月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 6日 ロイター] - 東芝は6日、今月開催予定の定時株主総会の招集通知や2022年3月期の報告書を公表した。社外取締役の綿引万里子氏(元名古屋高裁長官、弁護士)らの補足意見を掲載し、社外取締役で指名委員会委員長のレイモンド・ゼイジ氏が個人として株主提案に賛成する旨の意見を直接外部に発信した行為は「東芝のガバナンス不全になりかねないもの」と指摘した。

今年2月、東芝の第2株主であるシンガポールの資産運用会社、3Dインベストメント・パートナーズによる戦略の再検討を求める株主提案について東芝取締役会は全会一致で反対を決めたが、ゼイジ氏はその後、個人株主としては賛成する意向をツイッター上で表明した。

社外取締役で監査委員会委員長の橋本勝則氏(元デュポン日本法人副社長)と綿引氏は補足意見で、ゼイジ氏の行為は「善管注意義務に反するとまでは言えない」としつつ、「取締役会に対する信頼やコーポレートガバナンスに対する疑念を生じさせる」と主張した。

ゼイジ氏はロイターの取材に対し、「(補足意見は)不正確かつ不完全であり、誤解を招くもの」とした上で、「取締役会での実質的な議論の内容や株主からの好意的なフィードバックを、2人が考慮しなかったことを表している」と反論した。

今月28日に開く定時株主総会の招集通知では、綿引氏が物言う株主(アクティビスト)の米ファラロン・キャピタル・マネジメントの今井英次郎氏、米エリオット・マネジメントのナビール・バンジー氏を取締役候補とすることに反対していることを注記した。東芝は、13人の取締役選任を含む2議案を諮るとしている。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます