[香港 27日 ロイター] - 中国上海市を拠点とするゲーム会社、心動の共同創業者である黃一孟・最高経営責任者(CEO)が来年、海外に移住する計画であることが社内文書で明らかになった。
家庭の事情と海外の事業機会拡大を理由に挙げている。
黃氏は40歳。昨年のフォーブス誌によると、保有資産は12億ドル。来年の夏休み終了後に海外に移住する準備を進めているという。移住先は不明。
中国ではゲーム産業の規制強化で海外への移転を目指す国内企業が増えているほか、2カ月間に及んだ上海のロックダウン(都市封鎖)も移住を促す要因となっている。
心動は2009年の創業。独立系の中小ゲーム会社として有名になった。
心動によると、黄氏は中国と海外を頻繁に行き来する予定。外国籍を取得する計画はない。同氏の計画は会社の現状や将来の展望とは無関係という。