[東京 19日 ロイター] - 東芝の経営再建策に応募したファンドのうち、米ベインキャピタルが2次入札に進んだことが分かった。事情を知る関係者2人が明らかにした。日本経済新聞は19日夜、ベインや日本産業パートナーズなど4陣営が1次入札を通過したと報じた。
東芝は、1次選考の通過者に資産査定の機会を与える。
日経によると、国内ファンドの日本産業パートナーズは同じく国内の産業革新投資機構と組んだ。英CVCキャピタル・パートナーズ、カナダのブルックフィールドも2次に進んだという。
東芝が5月末に締め切った経営再建策の募集には10件の1次提案があり、うち8件が非上場化に関する案、2件が上場を維持する案だった。日経によると、ブルックフィールドは上場維持案とみられる。
米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は応募しなかったという。ロイターは19日午後、KKRが主導的な立場では買収提案しない方針だと報じた。他の連合に参画する可能性は残っている。
東芝はこの日、2次入札に進む複数のパートナー候補を選定したと発表していた。ファンド名を明らかにしない形で、非公開化に関する提案と上場維持前提の戦略的資本業務提携に関する提案が含まれているとした。