[2日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが2日発表した第2・四半期決算は、キャッシュフローが初の黒字となった。第3・四半期の営業利益見通しも市場予想を上回り、米株式市場午前の取引でウーバーの株価は約15%急伸した。
第2・四半期のキャッシュフローは3億8200万ドルで、アナリスト予想の2億6320万ドルを上回った。企業のオフィス再開や旅行需要の急拡大を背景に配車サービスの利用がコロナ禍前の水準を上回ったことが寄与した。
ドライバーや配達員も約5万人と、過去最高に達した。
デリバリー事業の売上高は37%増の26億9000万ドル、配車サービス事業の売上高は120%急拡大の35億5000万ドルで、いずれも市場予想を上回った。
純損失は26億ドル。主にインドの料理宅配大手ゾマトなどへの投資が響いた。
一時的な費用を除く調整後の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は3億6400万ドルで、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の2億5789万ドルを上回った。
第3・四半期の調整後EBITDA見通しは4億4000万─4億7000万ドルで、市場予想の3億8395万ドルを上回った。