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東京株式市場・大引け=続伸、外部環境の落ち着きと好需給が支え 商いは低調

発行済 2015-04-03 15:30
更新済 2015-04-03 15:31
© Reuters.  東京株式市場・大引け=続伸、外部環境の落ち着きと好需給が支え 商いは低調
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[東京 3日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      19435.08 +122.29 寄り付き    19289.04 安値/高値   19289.04─19435.08

TOPIX .TOPX 終値       1564.16 +9.99 寄り付き     1554.53 安値/高値    1552.9─1564.16

東証出来高(万株) 171351 東証売買代金(億円) 19898.78

東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米国株高や円相場の落ち着きに加え、日 本株の需給は引き続き良好との見方が多く、利益確定売りをこなす展開となった。今晩に 3月米雇用統計の発表が予定されているほか、3日は欧米各国の株式市場が休場とあって 様子見姿勢が強く、取引時間中は先物主導で上下に振れる場面もあったが、大引けにかけ ては投信設定の思惑などから上げ幅を拡大。高値引けとなった。東証1部の売買代金は1 .98兆円で1月26日以来の2兆円割れと低水準だった。

朝方の東京市場は直近上昇の反動から小安く始まったものの、外部環境の落ち着きや 好需給を支えにプラス圏に浮上した。後場寄り後、野村アセットが3日に運用を始めた国 内株式型投信「日本企業価値向上ファンド」の当初設定額が1057億円超だったと一部 で報じられ、投信設定の思惑から引けにかけて一段高となった。 欧米市場の休場を控えて市場参加者は少なく、現物、先物とも売買は盛り上がりに欠 けた。市場では「海外勢の売買が減少し基本的には様子見姿勢。ドル高、原油安の影響が 出る米企業決算にも警戒感がある。当面は材料難が予想される」(証券ジャパン調査情報 部長の大谷正之氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、キユーピー 2809.T が大幅に上昇し上場来高値を更新した。2日に発 表した第1・四半期(2014年12月─15年2月)連結決算で営業利益が前年同期比 53.4%増の54億5800万円と好調だったことが評価された。半面、セブン&アイ ・ホールディングス 3382.T は反落。2016年2月期の営業利益見通しが市場予想をや や下回ったことなどで利益確定売りが優勢だった。

東証1部騰落数は、値上がり1192銘柄に対し、値下がりが553銘柄、変わらず が132銘柄だった。

(河口浩一)

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