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エヌ・シー・エヌ---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、各セグメントが堅調に推移

発行済 2022-08-19 11:12
更新済 2022-08-19 11:15
© Reuters.
7057
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エヌ・シー・エヌ (TYO:7057)は12日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比32.7%増の21.29億円、営業利益が同268.9%増の0.98億円、経常利益が同306.5%増の0.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同340.1%増の0.49億円となった。


住宅分野の売上高は前年同期比33.2%増の18.24億円となった。
当第1四半期のSE構法出荷数は293棟(前年同期比14.8%減)となったが、SE構法出荷1棟あたりの平均売上金額が昨年同期比1.5倍程度に上昇した。
また、SE構法登録施工店は新規に10社加入し、584社となった。


非住宅分野の売上高は同33.4%増の2.08億円となった。
当第1四半期においては、SE構法出荷数は22棟(同100.0%増)となった。
一方、木材価格高騰を受け、規模を縮小し計画変更する案件や資材価格の高騰で大きな予算変更とならない中小規模の案件進捗が目立ったことから、1棟当たりの単価が縮小した。
また、SE構法以外の大規模木造建築を扱う木構造デザインでは、計画通りにプロモーション活動を実施し、堅調に営業活動を推進している。


環境設計分野の売上高は同45.9%増の0.53億円となった。
2021年4月より説明義務化となった住宅の省エネ性能に対して、木造住宅に特化した戦略を継続しており、コンサルティング業務が増加したことにより木造住宅における一次エネルギー計算書の出荷数は394件(同4.8%増)となった。


DX・その他の分野の売上高は同1.9%増の0.43億円となった。
木造建築向けITソリューションを開発・展開するMAKE HOUSEでは、2021年10月に開設した「MAKE HOUSE BIM BASE」を拠点に事業拡大に向けた人材育成を行い、BIM技術を活用した高画質建築空間シミュレーションサービス「MAKE ViZ」の営業活動をすすめた。


子会社及び関連会社について、サブスク型セカンドハウス事業を行うSanuとの合弁会社N&S開発を設立し、セカンドハウスの商品開発を行うとともに、同社の登録施工店ネットワークを利用したセカンドハウス建設を計画し、新規需要増加へ向けた取り組みをスタートさせた。


2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.6%増の97.34億円、営業利益が同8.4%増の4.29億円、経常利益が同10.0%増の4.61億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.0%増の3.26億円とする期初計画を据え置いている。



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