[25日 ロイター] - シンガポール・テレコミュニケーションズ(シングテル)は25日、インド携帯電話大手バーティ・エアテルの3.3%株式を約22億5000万シンガポールドル(16憶1000万米ドル)でバーティ・テレコムに売却すると明らかにした。
シングテルは東南アジア最大の通信会社。傘下のパステルとビリディアンも合わせて1億9800万株のバーティ・エアテル株を売却する。
シングテルは現在、中核事業への集中を図るためポートフォリオを縮小している。
先月には赤字のデジタルマーケティング部門アモビーの売却を発表。3月にはエアテル・アフリカの1.6%株式、去年はオーストラリアン・タワー・ネットワークの70%株式を売却した。
今回の株式売却により、シングテルのバーティ・エアテルに対する実質的な持ち株比率は29.7%に低下する。
売却で得られる資金は、グループの負債縮小や5Gの設備投資などに充てられる可能性がある。