[1日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは1日、同社の人工知能(AI)向け主力半導体の開発完了に必要とされる輸出が米政府に認可されたと発表した。
エヌビディアは前日、機械学習を高速化する半導体「A100」と「H100」について、中国への輸出を停止するよう米当局から通知があったと明らかにし、今年発表した旗艦製品H100の開発完了に影響する可能性があるという見方を示していた。
エヌビディアによると、2023年3月1日まで、A100の米顧客へのサポート提供に必要な輸入が許可された。さらに23年9月1日まで、香港の施設を通じA100の受注処理も認可されたという。
エヌビディアの広報担当者によると、中国の顧客は引き続き、これらテクノロジーに関し、米政府からライセンスを取得する必要がある。
1日午前の取引で、エヌビディアの株価は10%強下落した。