[ロンドン 9日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は9日、主要7カ国(G7)が導入で合意したロシア産石油の価格上限について、この計画は失敗し最終的に米国と同盟国を不安定にすると警告した。
ザハロワ氏は上限の設定が最終的にどのような影響を自国に及ぼすかを西側諸国は理解していないと指摘。「ロシアのエネルギー資源の価格に上限を設ければ、自国の足元が不安定になる」と述べた。
ボロージン下院議長は西側諸国の計画は失敗し、石油価格は上限を大幅に上回るとの考えを示した。
SNS(交流サービス)テレグラムに「G7当局者が価格の『上限』と呼ぶ水準は『下限』になる。世界市場は7カ国に限られていない」と書き込んだ。