40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

ドイツ、ロスネフチ子会社を管理下に

発行済 2022-09-16 17:39
更新済 2022-09-17 06:27
© Reuters.  9月16日、ロシア国営石油会社ロスネフチのドイツ子会社は信託管理下に置かれた。写真はシュベートのPCK製油所で6月撮影(2022年 ロイター/Michele Tantussi)

[ベルリン 16日 ロイター] - ロシア国営石油会社ロスネフチのドイツ子会社は16日、信託管理下に置かれた。ドイツ連邦規制当局が今後、ベルリン市の重要な燃料供給源であるシュベートのPCK製油所を管理することになる。

ドイツ経済省は「信託管理により、エネルギー供給の安全保障に対する脅威に対抗し、シュベート製油所の保全と将来のための礎石を据えることができる」と説明した。

ロスネフチ独子会社はドイツの石油処理能力の約12%を占めており、以前はロスネフチが過半数を保有していた。今後は連邦ネットワーク庁の管理下に入り、元の所有者には指示を出す権限はないという。

ロスネフチ独子会社を信託管理下に置くことは、ウクライナ戦争の影響に揺れるドイツのエネルギー産業を補強するための措置の一環。

ショルツ首相は記者会見で「ドイツを守るための広範なエネルギー政策上の決定」とし、「ロシアが信頼できるエネルギー供給国ではないことは以前から明らかだった。この決定を軽く考えているわけではない。避けられないものだった」と述べた。

シュベート製油所はドイツ第4位の製油所であり、ベルリンの燃料の90%を供給する。1960年代に建設されて以来、全ての原油をドルジバ・パイプライン経由でロシアから調達してきた。ドイツ経済省の発表によると、管理下に置く措置には、同製油所が代替ルートを通じて原油を調達できるようにするためのパッケージが含まれているという。

今回の措置はロシアからの報復を招く可能性がある。

ショルツ首相は、ロシアが原油供給を突然停止する可能性を想定し、準備していたと表明。政府がこの日に発表した政策文書によるとは、シュヴェートへの原油供給の確保についてドイツはカザフスタンと協議を行っている。

シュベート製油所株の37.5%を保有する英石油大手シェルは同株の売却を望んでいた。シェルは今回の措置による影響はないとコメントしている。

一方ロスネフチ側は、この措置は違法だと反発。ドイツの決定に異議を申し立てるため、法廷闘争に持ち込む構えを示した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます