[チューリヒ 26日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイス・グループは26日、事業撤退や資産売却も視野に置く戦略の見直しを進めており、10月27日の第3・四半期決算発表時に詳細を発表する方針を示した。
「ここ数日、一部メディアや市場でさまざまな憶測が飛び交っているが、戦略的見直しの進捗状況についてさらなる詳細を示す方針である」と声明で述べた。
同社は、ウェルス・マネジメント事業を強化して投資銀行事業を縮小し、コストベースを155億スイスフラン(157億5000万ドル)以下に抑える方針を7月に示し、その方策を検討している。
声明によると、取締役会および執行役員会は、昨年の戦略的評価からさらに踏み込んだ選択肢を検討中。「現在、ダイベストメントや資産売却の可能性を含む多くの戦略的イニシアチブを実行している」とした。