サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

黒田日銀総裁、辞任しない気持ち「変わりはありません」

発行済 2022-11-02 10:06
更新済 2022-11-02 12:27
© Reuters.  11月2日、日銀の黒田東彦総裁は衆院財務金融委員会で、辞任しない気持ちに変わりはないと答えた。 階猛議員(立民)への答弁。写真は記者会見する黒田総裁。2020年撮影。(20

[東京 2日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は2日衆院財務金融委員会で、辞任しない気持ちに変わりはないと答えた。 階猛議員(立民)への答弁。

階議員は大規模金融緩和によって日銀が2%の物価目標を安定的に達成できていない現状を踏まえ、総裁に辞める気持ちがないことに変わりはないかと質問した。

黒田総裁は2013年の量的質的緩和の導入後デフレでない状況を作り出し、賃金のベースアップも復活し、雇用も拡大したが、物価2%を達成していないとの事実は認めた。

<2%目標達成展望ならYCC柔軟化選択肢>

階議員は日銀の2022年度物価見通しが7月から10月の3カ月間で大幅に上方修正された理由を質問。根拠となるデータの開示を求めた。黒田総裁は、日銀としては毎回入手可能なデータに基づいて物価見通しを示しているが「前提となる要因の変化により上振れ、下振れはあり得る」と説明した。

© Reuters.  11月2日、日銀の黒田東彦総裁は衆院財務金融委員会で、辞任しない気持ちに変わりはないと答えた。 階猛議員(立民)への答弁。写真は記者会見する黒田総裁。2020年撮影。(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

日銀物価見通しによると消費者物価指数上昇率は22年度の2.9%から23年度以降は1%台半ばに低下する。理由について黒田総裁はコストプッシュ要因が「徐々に減衰するから」と説明し、「国際通貨基金(IMF)や民間予測も同程度」と指摘した。

階氏は黒田総裁が保身のために低金利政策を維持していると主張。黒田総裁は、現在の経済情勢では短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度(上限0.25%)とする現行の長短金利操作(YCC)の継続が必要と答えた。同時に、2%の物価目標の安定的達成が展望できる場合は、「YCC柔軟化も選択肢の1つ」と述べた。

*カテゴリーを修正して再送します。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます