[11日 ロイター] - ロンドン金属取引所(LME)は11日、ロシア産金属の取引や倉庫保管を禁止しない方針を明らかにした。2023年も大半の市場で、ロシア産金属の購入計画が依然としてあるためという。
LMEは「現段階では新たなロシア産金属の認可禁止や、認証倉庫での保管量の基準ないし制限を設ける提案はしない」などと説明した。
その上で、LME倉庫におけるロシア産金属の流れを今後も監視していくとともに、倉庫に保管するロシア産金属の割合に関し、23年1月から定期的にリポートを公表し、透明性を確保していくと述べた。