[13日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6949.63(+15.83) 前営業日終値 6933.80(‐96.05)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11351.46(‐120.95) 前営業日終値 11472.41(‐200.94)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4961.86(‐12.79) 前営業日終値 4974.65(‐53.22)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が反発し、15.83ポ イント(0.23%)高の6949.63で取引を終えた。 イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が英国の今後3年間の経済成長率の見通し を下方修正し、向こう1年程度は金利が上がることはないとの見方が広がって相場を押し 上げたが、朝方発表された4月の米小売売上高が伸び悩んだことで上昇幅は限定的だった 。 個別銘柄では、製紙のモンディ MNDI.L が8.9%高と、FT100種の中で最も大 きく値上がりした。第1・四半期の基礎的営業利益が前年比で29%増えたとの発表が好 感された。 住宅建設のバラット・デベロップメンツ BDEV.L も3.4%の値上がり。住宅の需要 増と価格上昇に伴い、年内の建設戸数の見通しを引き上げたことが買い材料となった。 一方、配膳サービス世界最大手のコンパス CPG.L は3.8%下落した。一部新興国 の経済環境について引き続き慎重に見ているとしたことが嫌気された。 <欧州株式市場> 続落して取引を終えた。朝方発表された4月の米小売売上高が振 るわなかったことで外為市場ではユーロ高・ドル安が進み、輸出関連銘柄が値を下げた。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は4.48ポイント(0.28%)安 の1570.13だった。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は19.68ポイント(0.55%) 安の3553.42だった。 欧州中央銀行(ECB)が金利を過去最低水準に抑えていることでユーロ安が続き、 輸出によって大きな利益を得ている企業が多い欧州の株式相場は上昇してきた。ユーロに 持ち直しの兆しが出てきたことに株価は敏感に反応し、乱高下するようになった。 小売売上高が市場予想を下回ったことから、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを しばらく待つとの見方が広がり、ユーロは対ドルで値上がりした。 ドイツの国債利回りが上昇したことも株式相場の重しとなった。ドイツのクセトラD AX指数 .GDAXI は1.05%低下の11351.46ポイントで取引を終えた。 フランスのCAC40指数 .FCHI は0.26%安にとどまった。 個別銘柄ではフランスの通信会社ヌメリカブルーSFR NUME.PA は9.6%高。ゴ ールドマン・サックスとソシエテ・ジェネラルが株価目標を引き上げ、投資判断を「買い 」に据え置いたことが好感された。 朝方発表されたフランスの第1・四半期国内総生産(GDP)が2年ぶりの高い水準 となったことも支援材料となった。