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NY外為市場=ドル下落、米指標やFRB高官発言が下支え

発行済 2022-11-17 06:44
更新済 2022-11-17 07:18
© Reuters. 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。2月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク/ロンドン 16日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。ただ、予想を上回る10月米小売売上高や米連邦準備理事会(FRB)幹部らのタカ派発言が下値を支えた。

15日にポーランドに着弾したミサイルを巡り、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、ウクライナの迎撃ミサイルの公算が大きいという認識を示した。

これを受けて地政学的懸念が緩和し、ユーロが対ドル、対円で上昇。ユーロ/ドルは0.33%高の1.0388ドル、ユーロ/円は0.46%高となった。

米商務省が16日発表した10月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.3%増加した。市場予想の1%増を上回り、消費支出が第4・四半期の米経済を下支えする可能性を示唆した。

早くから「タカ派」発言を行ってきたFRBのウォラー理事はこの日、インフレ鈍化を示唆する最近の指標を踏まえ、今後利上げペースを落とすことを「より快適」と感じているという認識を示した。ただ、「来年にかけ利上げを実施する必要がある。われわれはまだ道半ばだ」とも述べた。

一方、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、米連邦準備理事会(FRB)が来年初めまでに政策金利を4.75─5.25%の範囲に引き上げることは妥当だとの認識を示した。また、現時点で利上げを一時停止することは議論の対象ではないと述べた。

OANDA(ニューヨーク)のシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「外為市場には様々なノイズがある。今日のウォラー理事とデイリー総裁のコメントは、ややタカ派的と言えるかも知れない。経済の回復力を示す小売売上高は、FRBがインフレに対して積極的な姿勢を維持することを正当化する可能性もある」と述べた。

英ポンドは序盤の上昇から上げ幅を縮め、終盤は0.31%高の1.1906ドルだった。

ドル/円は0.07%上昇し、139.3950円となった。

ドル指数は0.06%安の106.342。一時は105.859の安値を付けた。

ドル/円 NY終値 139.55/139.56

始値 139.43

高値 140.01

安値 139.05

ユーロ/ドル NY終値 1.0392/1.0396

© Reuters. 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。2月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

始値 1.0414

高値 1.0428

安値 1.0355

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