[ロサンゼルス/ワシントン 17日 ロイター] - 米チケット販売大手のチケットマスターは、18日から予定されていた人気歌手テイラー・スウィフトの全米ツアーの一般販売を急きょ中止した。
5年ぶりとなる今回のツアーを巡っては、15日の事前チケット販売で1日としては過去最高となる200万枚超が売られたが、サイトのアクセス障害などで多くのファンから不満の声が上がった。
今後の一般販売予定は明らかにされていない。
事前販売のトラブルを受け、米議会からは業界1位の企業が誕生した2010年のライブ・ネーションとチケットマスターの合併に対する疑問も浮上。
上院司法委員会反トラスト小委員会のエイミー・クロブシャー議員はチケットマスターに書簡を出し、「チケット販売業界の競争のあり方と消費者への有害な影響について深刻な懸念」を表明し、需要急増に対応するための投資額などを説明するよう求めた。