🟢 市場は上昇しています。当社コミュニティの12万人を超えるメンバーは、すべてそれにどう対応すべきか知っています。
お客様もお分かりですよね。
40%割引で開始

SI Research Memo(4):「時間を奪うのではなく、時間を与えるソフトウェアを創り続ける」(3)

発行済 2022-11-22 15:24
更新済 2022-11-22 15:30
© Reuters.
3826
-
■システムインテグレータ (TYO:3826)の事業概要

5. その他
その他には「TOPSIC」のほか、2021年秋にリリースした「VOICE TICKETS」「IDEA GARDEN」など3つの新規サービスが含まれる。


(1) TOPSIC
2018年1月にリリースしたプログラミングスキル判定サービス「TOPSIC」は、プログラミング言語に依存しない共通スキルであるアルゴリズム力を問う問題を難易度別(6段階)に組み合わせてオンラインで出題・採点し、受験者のスキルレベルをチェックするサービス「TOPSIC-PG」からスタートした。
2021年2月には業務系でよく使われているデータベース関連の言語であるSQLのスキルチェックを行うサービス「TOPSIC-SQL」を開始している。
企業における技術者採用時のスクリーニングや社員向け教育研修ツールとして、また、外注先企業を選定する際のスキルチェック用としての利用を見込んでいる。
多言語に対応しているため、外国人エンジニアの採用やオフショア企業選定の際にも活用できるメリットがある。


料金プランは、従量制(回数課金)と定額制(人数課金)に分かれている。
従量制の場合はスタンダードプラン(一般企業向け)で年間基本料3.8万円と受験1回当たり1.9万円、定額制の場合はスタンダードプランで年間基本料30万円と利用人数に応じた年間利用料が付加される(学校向けはスタンダードプランの1割で提供)。
プログラミングスキル判定サービスの競合としては、(株)ギブリーの「track(トラック)」がある。
「TOPSIC」との違いは、カバーする範囲が上流の設計分野からプログラミング分野まで広範囲にわたるほか、試験機能だけでなく学習機能を備えていることが挙げられる。
このため、サービス料金が同社よりもやや高めの設定となっている。
手軽にエンジニアのプログラミングに関するスキルチェックを行いたい場合は、「TOPSIC」の方が使い勝手が良いと思われる。
また、スキルチェックと連携した就職・転職サービス事業やe-ラーニング事業を展開しているpaiza(株)が運営する「paiza」は2022年3月末時点で約50万人が登録しており、ビジネスモデルは異なるものの競合の1つと言える。


なお、同社は「TOPSIC」の認知度向上も兼ねて、2018年から「TOPSIC」を用いた企業・学校対抗プログラミングコンテスト「PG Battle」を開催している。
1チーム3人制で、出題された問題を解くプログラムを90分間に4つ書いて、オンライン提出するというもので、3人の合計点数と所要時間を競う。
第1回大会は企業・学校合わせて260チーム、780名が参加し、2022年10月に開催された第5回大会では378チーム、1,134名が参加した。


(2) VOICE TICKETS
2021年10月に販売開始したカスタマーサクセス支援ツール「VOICE TICKETS」は、インターネット上で提供されるサービスを利用するエンドユーザー(以下、利用者)の声を集めて蓄積・管理するツールである。
利用者はサービス画面上に設置された「VOICE TICKETS」のアイコンまたはリンクをクリックすることで、サービス・製品に対する要望や不満を投稿でき、サービス事業者はこれらの投稿を進捗別に分類して管理することができる。
利用者からのフィードバックを収集・管理することで、サービス事業者はサービス・製品の改良や解約率低減のための施策を打つことが可能となる。
対象顧客はSaaS事業者だけでなく、サービス・製品を提供する幅広いインターネットサービス事業者を想定している。
年間の利用料金は、登録されるVoice※の数に応じて60万円、120万円、360万円のプランがある。


※利用者の生の声はRow Voiceとして蓄積され、そこから事業者がピックアップしたものがVoiceとして登録される。



(3) IDEA GARDEN
2021年11月に販売開始したアイデア創出プラットフォーム「IDEA GARDEN」は、社員一人ひとりが新事業や新商品のアイデアを出し、そのアイデアを社内で共有、蓄積・管理し、企画の形に仕上げていく仕組みを提供する。
「社員のアイデアを企業経営に活かす」という目的を実現するためのツールであり、業種を問わず利用が可能となる。
年間の利用料金は、登録可能アイデア数やGarden数(アイデア管理ボード数)によって、60万円、120万円、360万円のプランがあり、1ヶ月の無料体験プランも用意している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます