[29日 ロイター] - 米バージニア州チェサピーク市のウォルマート店舗で22日に起きた銃乱射事件を巡り、従業員の女性1人が29日にウォルマートを提訴した。
現場で自殺を図った容疑者は当日のこの店の在庫管理チーム責任者で、彼女や同僚らが以前から行動に問題があると経営側に警告していたにもかかわらず、何も有効な対策が取られなかったと主張している。
バージニア州の裁判所に訴えた女性は、ウォルマートに5000万ドルの支払いを請求した。
訴状によると、容疑者はかねてから「扱いにくく冷酷」な人物と認識され、会社から何度も態度を改めるよう注意はされていた。こうした会社の姿勢について容疑者は、解雇されたら報復するとたびたび発言し、「人々は私の名前を記憶するだろう」とも語っていたという。
ウォルマートの広報担当者は、訴状の内容を検討中で、法廷で意見を表明すると述べた。