[12日 ロイター] - 米医薬品メーカーのクロビス・オンコロジーは11日、連邦破産法11条の適用を申請した。がん治療薬の販売が減少し、追加の資本調達も困難になった。
デラウェア州の連邦破産裁判所に提出した文書によると、資産は推定1億─5億ドル、負債は5億─10億ドル。
クロビスの唯一承認された卵巣がん治療薬「ルブラカ」は、他社製品との競争激化や、新型コロナウイルス禍中の受診減少も影響し近年は販売が低迷していた。
クロビスは12日、破産裁判所の承認が出れば、破産手続き中の企業向け融資最大7500万ドルを受ける方針を示した。