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ロンドン証取G、クラウド化でマイクロソフトと契約 資本関係も

発行済 2022-12-12 17:20
更新済 2022-12-12 20:09
© Reuters.  12月12日、米マイクロソフトは、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)の約4%の株式を購入する。写真はマイクロソフトのロゴ。2021年7月撮影(2022年 ロイター/Dado

[12日 ロイター] - 米マイクロソフトは、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)の約4%の株式を購入する。取引所のデータプラットフォームをクラウドに移行するための10年契約の一環。LSEGが12日発表した。

マイクロソフトは、ブラックストーンとトムソン・ロイターのコンソーシアムからLSEG株式を取得する。2023年第1・四半期に完了する予定。

契約によると、LSEGは提携期間中にマイクロソフトにクラウド関連で最低28億ドル支出するとしている。

LSEGは声明で、2021年1月にリフィニティブの買収を完了して以降、クラウドベースのデータプラットフォーム計画は「順調に進捗している」と述べた。

マイクロソフトは、LSEGの技術インフラおよびリフィニティブのプラットフォームをマイクロソフト・クラウドに移行するデジタル・トランスフォーメーション(DX)が提携の基礎になると説明。

「まず、LSEGのワークスペースとマイクロソフトのチームズやエクセルなどのアプリとの相互運用性やLSEGワークスペースの新バージョンが焦点になる」と指摘した。

LSEGのデービッド・シュワイマー最高経営責任者(CEO)は「長期のパートナーシップだ。共同で作り出そうとしている商品に関しては、18─24カ月で顧客がメリットを認識し始めるようになると予想する」とロイターに述べた。

当局は、障害が発生した場合の影響を念頭に、金融会社が一握りのクラウド業者に過度に依存することに懸念を示している。

LSEGは、マイクロソフトとの関係は「利用ベースの価格設定」の利点を活かすもので、従来のクラウド契約とは異なると説明。CEOは「マルチクラウド戦略を維持し、他のクラウド業者とも協力していく」と述べた。

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