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キャリアリンク Research Memo(3):高いBPO需要に応える業務効率と品質向上の提案・実現力に強み

発行済 2015-05-21 16:58
更新済 2015-05-21 17:00
キャリアリンク Research Memo(3):高いBPO需要に応える業務効率と品質向上の提案・実現力に強み
6070
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■会社概要 (2) SWOT分析 キャリアリンク (TOKYO:6070)の経営を取り巻く外部環境と経営の現状について、SWOT分析で簡便表にてまとめている。
なお、SWOT分析とは会社を取り巻く外部環境や内部環境について、強み「Strength」、弱み「Weakness」、機会「Opportunity」、脅威「Threat」の4つのカテゴリーで要因分析し、今後の経営戦略を策定していく手法のことである。
外部環境面での成長機会としては、企業や官公庁、地方自治体などでBPO化の流れが進行していることが挙げられる。
また、2016年からの運用開始が予定されている「マイナンバー制度※(社会保障・税番号制度)」に関連する業務も、BPO案件として2015年夏以降に同社の業績に寄与してくる可能性がある。
※ マイナンバー制度・・・健康保険や年金、納税など現在は個別に割り当てられている個人の識別番号を一本化することにより、社会保障・税制度の効率性・透明性を高めるとともに、国民にとっては行政手続き面での利便性向上につながるといったメリットがある。
一方、リスク要因としては、国内景気の回復とともに、企業で正社員を増員する動きが出てきており、派遣スタッフに関しては、短時間労働などフレキシブルな雇用条件を提示することで、主婦層やシニア層の取り込みが可能だが、派遣スタッフを管理する社員の人材採用が想定どおり進まない可能性がある。
内部環境における強みとしては、前述したようにBPOにおける業務効率向上のための企画提案力や、大型プロジェクトにおける短期間での稼働立ち上げ、運用力の高さなどが挙げられる。
一方、弱みとしては主要顧客の売上比率が高いことがあったが、一般企業などからの受注獲得に努めた結果、特定の取引先に売上高の過半を依存した状況からは改善されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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