日経平均は11日続伸。
28日の中国や米国市場が下落するなか、前日までの10連騰による買い疲れ感もあって日経平均は小幅に反落して始まった。
ただ、割安・出遅れ銘柄等への循環物色が続いたほか、多くの投信設定が予定されていることによる需給要因もあり、寄り付き後はプラスに切り返した。
前場に上海総合指数の下落を受けて再度マイナスに転じる場面も見られたが、おおむね前日終値を上回る水準で堅調に推移し、後場には一時20636.41円(前日比84.95円高)まで上昇した。
大引けの日経平均は前日比11.69円高の20563.15円となった。
東証1部の売買高は32億9190万株、売買代金は3兆6663億円だった。
業種別では、非鉄金属、鉄鋼、鉱業が上昇率上位だった。
一方、保険業、医薬品、証券が下落率上位だった。
個別では、みずほ (TOKYO:8411)、三菱UFJ (TOKYO:8306)、東電力 (TOKYO:9501)、ソフトバンク (TOKYO:9984)、ファナック (TOKYO:6954)などが堅調。
東芝 (TOKYO:6502)やディーエヌエー (TOKYO:2432)の上昇が目立ったほか、アリババと組んで中国ネット通販に進出と伝わったヤフー (TOKYO:4689)は11%超の上昇で東証1部上昇率トップ。
その他、TASAKI (TOKYO:7968)、大阪チタ (TOKYO:5726)、オリコ (TOKYO:8585)などが上昇率上位となった。
一方、トヨタ自 (TOKYO:7203)、三井住友 (TOKYO:8316)、エーザイ (TOKYO:4523)、キヤノン (TOKYO:7751)、OLC (TOKYO:4661)などが軟調。
日本空港ビル (TOKYO:9706)も売られた。
また、名村造 (TOKYO:7014)、USS (TOKYO:4732)、パーク24 (TOKYO:4666)などが東証1部下落率上位となっている。