■業績の推移
(2)業界構造
アデランス (TOKYO:)はかつて、男女向けともに国内トップメーカーであったが2000年代初頭からシェアを落とし、男性用かつら市場ではアートネイチャー (TOKYO:)、に続いて第2位の位置にある。
一方女性用かつら市場においてはアートネイチャーを抑えてトップシェアを維持している。
男性用、女性用とも、大手2社を除くと中小メーカーがひしめき合っている。
かつらの評価は使用の個人的好みに左右される要素が大きく、品質を測る絶対的なモノサシが存在しないことがそうした業界構造につながっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)