
[1日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズが1日公表した第1・四半期の売上高見通しは一部の市場予想を上回った。2023年にコストを一段と抑制する方針を示し、新たに400億ドルの自社株買いも発表したことを受けて株価は引け後の取引で約19%急騰した
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、23年の経営テーマは「効率」だとし、より強力で機敏な組織を目指すと表明した。
第1・四半期の売上高見通しは260億─285億ドル。リフィニティブがまとめたアナリストの予想平均は271億4000万ドルだった。
通年の経費見通しは50億ドル引き下げ、890億─950億ドルとした。
人工知能(AI)とそれ以外の業務の両方を支える組織作りの一環としてデータセンター設置費を減らすことがコスト削減につながるとした。
メタは昨年、景気懸念を背景とした企業のマーケティング費用削減やTikTok(ティックトック)などとの競争に加え、アップルのプライバシー保護強化によるターゲット広告事業への逆風も続き、厳しい状況に直面した。
ザッカーバーグ氏は効率重視への変化について、18年にわたり急成長を遂げてきた企業の進化の一過程だと説明。
また、フェイスブックの短編動画「リール」の収益性は大幅に改善し、年末か来年初めまでに損益分岐点に到達した後は黒字となる見込みだと述べた。
インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ジェシー・コーエン氏は「メタの決算は、スナップの厳しい見通しを受けたデジタル広告業界の状況を巡る懸念を否定するものだ」と指摘。「メタには対処しなければならないあらゆる課題があるが、事業が依然として好調である兆しが見られる」と述べた。
同社幹部らは電話会見で、AI生成のコンテンツやリールへの投資が効果を上げ始めたと説明。AIを使って広告システムの自動化を進め、従来ほど個人情報を必要としないターゲット広告を提供し、広告の費用対効果を高めたとした。
ザッカーバーグ氏は文章や画像を生成するAIは、同社にとって事業効率と並び今年の大きなテーマになると述べた。
2022年第4・四半期の純利益は46億5000万ドル(1株当たり1.76ドル)と、前年同期の102億9000万ドル(同3.67ドル)から減少。主に人員削減などのコスト削減策に関連した42億ドルの費用が響いた。
調整後1株利益は1.76ドルで、アナリストの平均予想(2.22ドル)を下回った。
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