40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

次世代EV開発、26年にレクサスで車台など刷新=トヨタ次期社長

発行済 2023-02-13 18:49
更新済 2023-02-13 19:28
© Reuters.  2月13日、トヨタ自動車の佐藤恒治次期社長は、4月からの新体制で注力するテーマと役員人事に関する会見を開いた(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 13日 ロイター] - トヨタ自動車の佐藤恒治次期社長は13日、4月からの新体制で注力するテーマと役員人事に関する会見を開いた。電気自動車(EV)は従来と異なるアプローチで開発を加速し、2026年を目標にEVに最も適した電池やプラットフォーム(車台)などを追求した次世代車を高級車ブランド「レクサス」で開発すると明らかにした。EVの新たな計画も4月頃に発表する。

佐藤氏は新体制で、豊田章男社長が土台をつくった「商品と地域を軸にした経営」を継承し、「モビリティカンパニーへの変革」を目指すと強調。車の電動化・知能化・多様化に向け重点事業として、1)次世代EVを起点とした事業改革、2)実証都市ウーブン・シティの取り組み強化、3)アジアのカーボンニュートラル実現の3点を挙げた。

佐藤氏は、EV最優先の発想で「ものづくりから販売・サービスまで事業のあり方を大きく変えていく必要がある。その変革をリードするのがレクサスだ」と指摘。ただし、EVに「急速に舵を切るということではない」と説明。脱炭素化の方法はEVに絞るのではなく、地域の事情などによりハイブリッド車や燃料電池車など多様な手段で対応する従来からの方針に変わりないとした。

21年12月に掲げたEVの目標である「30年までにトヨタ全体の世界販売350万台、レクサスだけで100万台」については、「考え方は何も変わっていない」とも説明。トヨタブランドのEV戦略は、レクサスでまずEVのイメージをしっかりとつくり、「小さい単位(の台数)で実践し、その中から学びをアジャイル(俊敏)に生かしていく」と語った。

EVへの取り組みが他社に比べ遅れているという指摘に対しては「コミュニケーションの問題だと思う」との見解を示し、自身が担当していたレクサスの開発現場では「かなり深く議論を続けていた」と述べた。

役員人事は、4月1日付で商用車を統括する中嶋裕樹氏、事業・販売担当の宮崎洋一氏が副社長に昇格する。近健太氏、前田昌彦氏、桑田正規氏の副社長3人は副社長職を退任する。近氏はウーブン・シティを手掛ける事業会社専任の代表取締役と最高財務責任者(CFO)を務める予定で、前田氏はアジア本部長としてアジア地域戦略を、桑田氏はレクサスの「35年に100%EV化」に向けた事業戦略を主導する。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます