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これは日本企業の平均はもちろん、国際的標準とされる15%を上回る高い水準だ。
ただし、このROEは一時的な要因によるものであることには注意が必要だ。
2015年3月期の当期利益が52百万円の投資有価証券売却益で押し上げられているからである。
しかしそうは言っても、同社はROA(総産経常利益率)が16.2%と高く、非常に質の高いROEとなっていると評価できる。
2016年3月期のROEを会社予想とある前提条件の下で総資産、自己資本を推計して試算したところ、13.5%となった。
売上高当期利益率が低下する影響が大きい。
会社予想において、経常利益と当期利益の差が同社の通常の税率に照らして大きい印象だ。
最終的に当期利益が会社予想に対して上振れて着地する可能性は十分あり、その場合、ROEは13.5%を上回ってくる可能性が高いと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)