[6日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは6日、共同創業者で元最高技術責任者(CTO)のJ・B・ストローベル氏を社外取締役に指名した。
また上海工場の建設・運営を指揮したトム・チュー氏が自動車事業担当シニア・バイス・プレジデントに就くと発表した。
テスラの投資家の一部は、マスク氏が買収したツイッターの経営に気を取られ、テスラの経営がおろそかになることを懸念している。また同氏の後継候補が不明なことにも不安の声が出ている。
テスラの株主は5月16日の年次株主総会で「キー・パーソン・リスク」に関する報告書の公表を求める株主提案について投票する。提案は経営の鍵を握る人物、経営継承プロセス、他の「潜在的な損失の影響を改善するための行動」を特定するようを求めている。
ストローベル氏の指名が株主総会で承認されれば、退任が決まっている水野弘道氏の後任となる。
ストローベル氏は14年間にわたってテスラのCTOを務め、2019年に退社するまでマスク氏の盟友とみられていた。その後EV電池のリサイクルを手掛けるレッドウッド・マテリアルズを設立した。
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