[チューリヒ 18日 ロイター] - スイスの銀行大手UBSは18日、現在実施中の60億ドル規模の自社株買いに変更を加えると発表した。
同業クレディ・スイスの救済買収を受けた措置。これまでは買い入れ消却を予定していたが、スイス買収委員会の承認取得後、買い戻した株式の一部をクレディ・スイスの買収に充てる。
UBSは18日、買収に際して新株を発行せず、発行済み株式を買収に活用することを決定したと表明。買収ではクレディ・スイス株22.48株をUBS株1株に交換する。最大1億7800万株のUBS株が必要になる。
現在実施している自社株買いは2022年3月に開始。24年に終了する。この自社株買いプログラムの下で、これまでに発行済み株式の8.47%に相当する2億9850万株を買い戻した。