40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

印航空ゴーファーストが破産申請、「P&Wエンジン不具合で」

発行済 2023-05-03 16:17
更新済 2023-05-03 16:18
© Reuters.  資金難に陥ったインドの航空会社ゴーファーストが2日、破産を申請した。写真は前ブランド名「ゴーエア」を冠した旅客機(2023年 ロイター/Francis Mascarenhas)

[ベンガルール 2日 ロイター] - 資金難に陥ったインドの航空会社ゴーファーストが2日、破産を申請した。米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製エンジンの不具合で半数の航空機が運航できなくなったとした。

ゴーファーストは声明で、エアバス「A320neo」のエンジン供給元であるP&Wが、予備のリースエンジンの提供を命じた仲裁裁定に従わなかったため運航を全面再開できず、破産申請に至ったと説明。

「P&Wの欠陥エンジン」が原因で地上待機している機体の割合は2019年12月の7%から22年12月には50%に膨らみ、収入減と追加経費で1080億ルピー(13億2000万ドル)の負担が生じたと主張した。

P&Wはロイターに対し「顧客の航空会社の成功にコミットしており、全顧客への納期を引き続き優先している」と述べた。また、ゴーファーストに関する仲裁裁定に従っているとした。

ゴーファーストは5月3─5日の便を欠航とした。

同社が会社法審判所(NCLT)に提出した破産申請によると、金融債権者に対する債務は4月28日時点で652億1000万ルピー。30日時点でこれらの債務は不履行に陥っていなかったものの、仕入先に対する120億2000万ルピー、航空機リース会社に対する266億ルピーなど事業債権者に対する債務で不履行を起こしたという。

また、現在の財務状況を考慮すれば金融債権者に対する債務不履行は差し迫っているとした。

金融債権者にはセントラル・バンク・オブ・インディア, バローダ銀行、IDBI銀行、アクシス銀行、ドイツ銀行などが含まれる。

ゴーファーストはインド政府が新型コロナウイルス危機下に導入した緊急融資制度からも129億2000万ルピーを借り入れた。この制度で政府は銀行が実施した融資に保証を提供している。

全債権者に対するゴーファーストの負債総額は1146億3000万ルピー。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます