*14:07JST C&R社 Research Memo(7):財務内容は良好、収益性も4期連続で向上
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社 (TYO:4763)の2023年2月期末の総資産は前期末比2,822百万円増加の22,752百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売上高の拡大に伴い受取手形及び売掛金、契約資産が1,173百万円増加した。
固定資産ではM&Aの実施に伴いのれんが507百万円増加したほか、ソフトウェアが115百万円、投資有価証券が476百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比817百万円増加の8,508百万円となった。
有利子負債が420百万円増加したほか、営業未払金が285百万円増加した。
また、純資産は前期末比2,005百万円増加の14,244百万円となった。
親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が2,442百万円増加した一方で、自己株式が526百万円増加(減額要因)した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比1.2ポイント上昇の61.7%となり、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)も前期末比では若干減少したものの、70億円以上と潤沢な水準になっていることから財務の健全性は高いと判断される。
また、収益性についても売上高営業利益率で9.0%、ROAで18.8%、ROEで22.2%といずれも4期連続で上昇し、過去最高水準に達している。
コロナ禍という逆風があったものの、幅広い領域において事業展開し不況抵抗力の強い収益構造になっていることが示された格好だ。
また、新規事業への投資やM&Aによる事業領域の拡大も並行して進めるなかで、収益性を向上させている点も注目される。
現在投資段階にある付加価値の高い新規サービスが育ってくれば、収益性もさらに高まるものと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社 (TYO:4763)の2023年2月期末の総資産は前期末比2,822百万円増加の22,752百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売上高の拡大に伴い受取手形及び売掛金、契約資産が1,173百万円増加した。
固定資産ではM&Aの実施に伴いのれんが507百万円増加したほか、ソフトウェアが115百万円、投資有価証券が476百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比817百万円増加の8,508百万円となった。
有利子負債が420百万円増加したほか、営業未払金が285百万円増加した。
また、純資産は前期末比2,005百万円増加の14,244百万円となった。
親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が2,442百万円増加した一方で、自己株式が526百万円増加(減額要因)した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比1.2ポイント上昇の61.7%となり、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)も前期末比では若干減少したものの、70億円以上と潤沢な水準になっていることから財務の健全性は高いと判断される。
また、収益性についても売上高営業利益率で9.0%、ROAで18.8%、ROEで22.2%といずれも4期連続で上昇し、過去最高水準に達している。
コロナ禍という逆風があったものの、幅広い領域において事業展開し不況抵抗力の強い収益構造になっていることが示された格好だ。
また、新規事業への投資やM&Aによる事業領域の拡大も並行して進めるなかで、収益性を向上させている点も注目される。
現在投資段階にある付加価値の高い新規サービスが育ってくれば、収益性もさらに高まるものと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)