[東京 12日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスの取締役会は12日、米議決権行使助言会社のISSの見解に反論する声明文を公表した。
ISSは9日、米投資ファンドのバリューアクト・キャピタルが提案した4人の取締役候補を全員選任するよう、セブンの株主に推奨した。
セブンの取締役会は、ISSの推奨内容とは見解が異なるとして同社が推薦する取締役候補の選任に賛成するよう呼びかけた。
同取締役会は、ISSのリポート内容はセブンのガバナンス体制の変革などが勘案されていないと指摘した。その上で、セブン推薦候補者に対する反対推奨は「現状に対する不完全な理解かつ過去の実績に重きを置いた認識に基づいたもの」で、多くの部分でバリューアクトの一方的な主張を繰り返しているように見受けられる、とした。