[ストックホルム/ワシントン 26日 ロイター] - スウェーデンのビルストロム外相は26日、7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議までに同機構への加盟を目指すと改めて表明した。
ビルストロム氏は記者団に「代替計画のようなものはない。代替計画は本計画であり、それはNATOへの正式加盟だ。それこそが、私と政府がビリニュスへ向けて取り組む仕事だ」と語った。
スウェーデンとフィンランドは昨年、ロシアのウクライナ侵攻を受けて従来の軍事的中立政策を転換し、NATOへの加盟を申請。フィンランドは先月にNATOへ正式加盟したが、スウェーデンの加盟にはトルコとハンガリーが難色を示している。
米国務省欧州ユーラシア担当高官のデレック・ホーガン氏も、NATO首脳会議までのスウェーデンの加盟に期待を表明。スウェーデンの加盟を巡り「われわれはトルコと広範な対話を行ってきた」と述べ、28日投開票のトルコ大統領選の決選投票後に同国の新政権と協議する方針を示した。