![](http://c1308342.cdn.cloudfiles.rackspacecloud.com/news_providers_logos/fisco_s.png)
■事業概要
(2)遠隔教育サービスの特長・強み
遠隔教育サービスの事業の流れを簡単に説明すると、まず、コンテンツの制作に関しては、時代のニーズに合致したテーマをコンテンツ会議で決定し、そのテーマに最適な講師を選んで自社の制作スタジオで年間約1,000時間の新規コンテンツの開発を行っている講師陣は、大前研一氏を始めとした著名経営コンサルタントや大学の教授、企業経営者などに依頼している
現在、同社のコンテンツライブリーは約10,000時間のコンテンツを蓄積しており、インターネットや衛星放送、あるいはDVD等で受講者に配信されている講義内容の質問やそれに対する回答、あるいは受講生同士のディスカッション、試験やサポートなどはすべて同社が開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus®」を介して行われる
ビジネス・ブレークスルー {{|0:}}の遠隔型教育サービスの特徴、強みは以下の3点にまとめることができるまず、第1の強みとしては約10,000時間と国内最大級のコンテンツ量を蓄積しており、ビジネススクールの教育サービスとしては、コンテンツの内容も含めて群を抜いているという点が挙げられるなお、コンテンツの制作コストに関しても、本社内に自社スタジオを2つ有することにより、低コスト化を実現している
第2の強みとしては、自社開発した遠隔教育システム「AirCampus®」にある同システムは、映像による講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(日米でビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはクライアントベースで実装されるディスカッション機能、掲示板機能等、Eラーニングに必要な機能を網羅的に有しているまた、使用デバイスもPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応し、いつでもどこにいても受講できる事が特長である
第3の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウにある同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携し、共同プログラムを運営するなど、既にMBAプログラムでは15年以上のノウハウを蓄積している「Bond-BBT MBA」「BBT大学大学院」の卒業生は1,500人超、在校生は約800名と、国内では最大級の規模であり、遠隔型のビジネススクールとしては他の追随を許さない2014年にはBBT大学が、第11回日本e-Learning大賞の厚生労働大臣賞を受賞する等、オンライン型の教育サービス企業として高い評価を受けている
また、起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」の修了生には、後に株式上場を果たすミクシィ {{|0:}}やケンコーコム (TOKYO:)、アイスタイルなどの創業者を輩出しているほか、スタートアップ起業家支援プロジェクト「背中をポンと押すファンド(SPOF)」を通じて、ニュービジネスにチャレンジする起業家に対して、資金的に後押しすることも行っている(BBT修了生が対象、1件当たり最高200万円、出資比率20%未満)2015年3月期においてもSPOFを通じて、5社のベンチャー企業に出資を行っている
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)